実際に私が使用しているビデオカードが下記の写真です。
現行のエントリーモデルである、GeForce GTX1050は、ファンレスモデルであり、電源を必要としないため、気分的にも増設し易いパーツになっています。
左 Radeon HD6450 右 GeForce GTX1050
このGeForce GTX1050を以下の2製品と比較して、その検証結果を記載しています。
PASS MARK SOFTWAREによる数値を参考にしています。
1番目、まずは、現行機種のエントリーモデルである
GeForce GTX1050
2016年
ベンチマークの値は 4604 75w
2番目、
GeForce GTS250 (VRAM 1024MB)
2012年
ベンチマークの値は 896 150w
3番目、
Radeon HD6450 1GB PCI-E LowProfile ファンレス RH6450-LE1GH/HS/A 2011年
ベンチマークの値は 283 18w
この3者を性能、消費電力にフォーカスして比較した結果についてみていくことにしましょう。
結果としては、性能は圧倒的に現行モデルに軍配が上がります。エントリーモデルにもかかわらず、4604という数値をはじき出した、GeForce GTX1050。
しかし、実は今回この3者を比較した理由は、消費電力の差にあります。
何故なら、1番目のGTX1050と比較2番目のGTS250との性能差は、約4倍にもかかわらず消費電力は約2分の1という、省エネタイプであるということ。
これは、現在、技術の進歩が目まぐるしく起こっているということを数値上で表したものとしてとらえてよいでしょう。
エコを追求しながらも、性能を引き上げているという、相反する内容を一度に行っているという、神業ともいうべき事であります。
PC本体に取り付けた所 HDMI端子に接続
そして3番目にある、圧倒的なエコを実現している、Radeon HD6450 1GB PCI-E LowProfile ファンレス 。
実はこの機種を取り上げた理由は別にあります。この機種は上記の2製品とは次元が異なり、エコのみを追求したモデルといっても過言ではありません。
3D技術をまったく必要とせず、あくまでも、ワードやエクセル、パワーポイントなどでの文書作成や、メールの送受信などに特化している場合に最適です。18wと、まさしくこれ以上ないくらいの省エネを実現しています。
この場合、実の所、オンボードGPUのインテル4000で良いのではないかと疑問が生じる方もいるかもしれません。
しかし、最近大型化しているディスプレイにみられるように、2560×1440サイズ、つまりWQHDでは、内蔵GPUのintelHDG4000では表示できません。
そこで出てくるのが、上記3番目のRadeon HD6450 1GB PCI-E LowProfile ファンレスになります。
もちろん、ファンレスなので電源は必要とせず、更には18wと、電源ユニットに対する負荷も微々たるものに過ぎません。
上記を踏まえた結論としては、
現行以外は、確かに手に入りにくいものもありますが、ベンチマーク、消費電力を考慮し、これと近い性能を持った製品を、用途に合ったデスクトップパソコンに増設することも、非常に重要なことであるといえる時代になっています。